大人におすすめの絵本『わたしのげぼく』~猫を飼っている人に、泣ける絵本~

クリスマスも終わり、世間はお正月ムード一色ですね。

お正月の歌で猫はこたつで丸くなるとあります。

私は猫アレルギーですので、猫は飼ったことがありませんが、

きっと寒い日には暖を求めて、人間に甘えたりストーブやこたつに近づくものなのでしょうね。

想像するだけで可愛いです。。(猫アレルギーですが、猫は大好き)

この絵本に登場する猫も人間に愛される猫であり、愛に溢れています。

タイトルは

『わたしのげぼく』

猫はよく家族の中で順位をつけるという話を聞いたことがあります。

タイトルから察する通り人間のことを『げぼく』と呼んでいます。

この猫と飼い主である『げぼく』との愛に溢れた、涙なしでは読み切れない物語です。


『わたしのげぼく』
作:上野そら
絵:くまくら珠美
ページ数:68ページ

『わたしのげぼく』のあらすじ

わたしはネコだ

かっこよくて、くて、素早いのが自慢である

オスだが、知的なネコには「わたし」がふさわしい

わたしは子猫だった頃に、4歳の男の子に選ばれて引き取られた

かわいいと言われるのは心外だが、わたしは素敵な猫なのだ

4歳の彼は、毎日私の世話をした

しかし、彼という言い方はよそよそしいので言い直そう

彼は、私の『げぼく』である

げぼくはとても、どんくさい

そして子どもの泣き声は不愉快だから、げぼくよ、泣くな

ある日、げぼくはおもちゃを買ってもらった

そのおもちゃを壊してしまう

げぼくはわんわん泣いた

げぼくに悪いことをした・・・

仕方がないので、げぼくにいいものをやろう

ゴキブリを捕まえてプレゼントするとげぼくは、泣いて喜んだ

七夕のある日、げぼくは新しいおもちゃを買ってもらえるように短冊に願い事を書いた

そして、時はたち、げぼくはとても大きくなった

星を見るのがすきなげぼくは、流れ星を見るたびに、いまだ騒いでいる

この家に来て18年、私もすっかり年をとった

げぼくとちがってとても素早い私は、年をとるのもずっと早い

私は賢いネコだから知っている

私はもうすぐ死ぬのだろう

『わたしのげぼく』の感想

まずは、本当に涙なしでは読みきれません

4歳というとても素直な子どもと接する、ちょっとプライドの高い、

それでいて、「げぼく」のことがとっても大好きなネコが、愛しくてたまりません。

「げぼく」も本当にこのネコのことを好きなんだということも、ひしひしと伝わってきます。

相思相愛の関係を、コメディチックに描いています。

ペットを飼うということに、強い責任をもってもらいたかったり、

動物の死に対することをこどもに伝えるのにはいいかもしれません。

文字数は少ないですが、解釈がむずかしいところもあるので、

子どもに読み聞かせる場合には、しっかりと説明をしながら読み聞かせるといいと思います。

『わたしのげぼく』を読み聞かせる時のポイント

 解釈が難しいところは、説明する

例えばタイトルにある「げぼく」というのも、説明が必要な箇所ではないかと思います。

ネコっていうのはこんな習性があるんだよということを伝えながら読むといいです。

 読み聞かせる前に読んでみる

自分で一度最後まで呼んだ後に読み聞かせると、また違った表現や解釈ができます。

こんな人におすすめ

 ペットを飼うことに対して責任をもってもらいたい

 「死」に関することを少しでも学んでもらいたい

 とにかく猫が好き

→こちらからアマゾンで『わたしのげぼく』を購入できます

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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大人にもおすすめの絵本『空の飛び方』~一度は読んでもらいたい傑作絵本~

子どものためにと絵本を選んでいる方は多いかもしれませんが、

自分のために絵本を購入したことのある方は少ないと思います。

そこで、今回紹介するのは、特に大人の方にオススメしたい、

『空の飛び方』

という絵本です。

もし、自分のために絵本を選びたいと思っている方は、一度手にとって見てください。

作:セバスティアン・メッシェンモーザー
訳:関口裕昭
出版社:光村教育図書
ページ数:52ページ

『空の飛び方』のあらすじ

ある日散歩の途中に、1羽のペンギンと出くわした

ペンギンが言うには空から落ちたらしが、ペンギンが空を飛べないことぐらいは知っている

実はペンギンもそのことはわかっているようだった

しかし、ペンギンは1羽の鳥になりきれば、きっと飛べると思い込んでいた

ペンギンは飛んでいる途中に、他の鳥たちに出くわした

他の鳥たちを見ていると、自分はやっぱり飛ぶようにできていないと思えてきた

そして、あえなく墜落・・・

私はペンギンを引き取ることにした

ご飯を食べ、寝場所を与え

翌朝、やっぱり飛べないことが判明

飛ぶために航空力学のテストから始めた

耐久能力のテスト

そして、一緒に体操をする

専門書を読みあさった

飛行機の設計図も作った

そして、練習開始

いろんなことを試してみた

でも失敗の連続

ある日、新しい実験をしようとすると、空から鳴き声が聞こえてきた

ペンギンの群れが頭上を飛んでいったのだ

ペンギンはその後空を飛べるのでしょうか

『空の飛び方』の感想

この本を大人におすすめする理由は、奥深い絵と最低限の文章にあります。

奥深い絵のことについて

この絵本の絵は下書きのような描き方になっています。

色は各ページ1箇所、もしくはまったくのモノクロのページもあるほど、簡潔に書かれています。

しかし、この絵はとてもコミカルに描かれているのです。

例えば、「寝場所を与える」場面では、ペンギンはシンクで寝ていますし、

「航空力学のテスト」の場面では、扇風機を使い、

「耐久能力のテスト」では、ドラム式お洗濯機を使います。

他にもとてもほほえましい絵で溢れています。

私のいちばんのおすすめの絵は、最後の「新しい実験」の場面で、鳴き声が聞こえてくるのですが、

その時にしようとしていた実験が、大砲の弾を飛ばすような実験道具なのです。

どんなことをしてでもペンギンを飛ばしてあげたい「わたし」の気持ちがにじみ出ています。

最低限の文章について

文章自体はとても短いのですが、やや漢字が多めに使われているので、子どもがひとりで読むのは難しいかもしれません。

きっと、もともと大人向けに書かれたのではないでしょうか。

しかし私は、この最低限の文章だからこそ感じられることがたくさんあると思います。

短い文章とシンプルな絵から感じられることは人それぞれ違うかもしれませんが、それも一つの特徴なのではないでしょうか。

私がこの本をオススメしたい理由もそこにあるのです。

『空の飛び方』を読み聞かせる時のポイント

 ペンギンと「わたし」がどんなことをしようとしているか伝える

飛ぶためになぜこんなことをしているのか(例えば扇風機に向かって羽ばたいたり、シンクで寝たり)を伝えてあげるとより理解が深まります。
子どもなりの解釈を引き出すこともできるでしょう。

こんなひとにおすすめ

 仕事や家事で疲れて短くてホッと一息つけるストーリーを読みたい人

 何かに行き詰まっている人

 少し孤独を感じる時がある人

→こちらから『空の飛び方』をアマゾンで購入できます

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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読み聞かせ絵本『そらのいろって』~空の色って何色?大人にもおすすめ~

「空の色は何色ですか?」

と聞かれて、あなたは何色と答えますか?

多くの方が「青色」と答えるのではないでしょうか。

実際に私の息子にも同じ質問をしたところ、即答で

青!

と答えました。

絵本を読むと、たくさんのものの見方ができるようになるかもしれませんね。


文・絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわ ちひろ
出版社:主婦の友社
ページ数:33ページ

あらすじ

マリソルは絵を描くのが大好きです

自分の考えを伝えたり、みんなのために絵を描くマリソル

マリソルのクラスでは図書室の壁に絵を描くことになりました

それぞれ書きたいものを書いていく中、マリソルは空を描くことに決めました

しかし、絵の具の箱には青色がありません

青い絵の具がなければ空がかけません

困るマリソル

帰りの時間になってしまい、バスに乗ると、窓から太陽が沈んでいく空が見えた

夕焼けの空が夜の空に変わっていきます

その夜、マリソルは夢を見ます

色んな色が渦巻く空を飛ぶ夢でした

次の日の朝は、雨

空はちっとも青くありません

でも、マリソルはにっこり笑いました

そして、図書室で空の絵を書き始めたマリソル

マリソルはいったいどんな色で空の色を描くのでしょうか

『そらのいろって』の感想と学べること

絵本の感想

この絵本は挿絵にたくさんの人物や道具、猫などが出てきますが、基本的には白黒(モノクロ)で描かれています。

しかし、絵の具やリボン、もちろん空の色などはとても色鮮やかな色で表現されています。

視覚的にとても楽しい絵本になっています。

読み聞かせるときにも、長さがちょうどよく子どもが飽きない作りになっています。

この絵本で学べること

この絵本で学べることは、

「ものにはいろいろな見方がある」

ということだと思います。

「空の色は青」だと思いがちですが、本当は一言では言い表せないほどの色が詰まっているのではないでしょうか。

海のそばの空、山の空、夏の空、冬の空、雨の空、晴れの空、朝の空、夕方の空、夜の空・・・

「空」といってもたくさんの「空」があります。

それと同じで、たくさんの「人」がいます。

たくさんの個性を持った「人」の中の自分なのです。

それを学べる絵本だと思います。

これは大人にも本当におすすめです!

『そらのいろって』を読み聞かせる時のポイント

 「これ何色だろう?」と確認しながら読む

この絵本にはたくさんの色が出てきます。ひとつひとつの色を確認しながら読むことで、色を覚えることができます。

 読み聞かせをしている時の空の色を確認してみる

寝る前や日中に読み聞かせをしてあげている時に、今の空の色を確認してみましょう。
たくさんの時間の空を見上げることで、日常あまり見ないところまで見渡せるようになりますよ。

こんなひとにおすすめ

 視野を広く持ちたい人
 常識にとらわれたくない人
 海外の作品が好きな人

→こちらからアマゾンで『そらのいろって』を購入することができます

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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読み聞かせ絵本『きょうのシロクマ』~大人にもおすすめのシロクマの日常絵本~

今日は大人にもおすすめできる絵本『きょうのシロクマ』紹介したいと思います。

この絵本の作者はもともと北海道の旭山動物園に努めていたので、動物たちがとても生き生きと描かれています。


『きょうのシロクマ』
作:あべ弘士
出版社:光村教育図書
ページ数:33ページ

あらすじ

北極に住むシロクマ。

アザラシを見つけて、狩りをしようとしますが、当然アザラシは逃げます。

知恵を絞ってアザラシをかろうとするシロクマと、それから逃れるアザラシとのやりとりの物語

『きょうのシロクマ』の感想

前述しましたが、この絵本の作者のあべ弘士さんは旭山動物園で飼育員として働いていたという経歴があります。

ほのぼのとした絵も特徴的ですが、シロクマの動きの一つ一つが、とても細かく、ユニークで面白いです。

さすが、毎日観察しているなと感心します。

すやすや眠るシロクマがとても気持ちよさそうです。

そして、シロクマはアザラシを食料として生きているんだという、自然界のことも学べる絵本だなと感じました。

この絵本は、ページ数は多いですが、文字数がとても少なく、躍動感のある絵本なので、1歳半ぐらいから楽しめる絵本なのかなと思います。

そして動物が好きな大人の方にもこのほのぼのとした内容の絵本はおすすめです。

読み聞かせのポイント

 シロクマの天然さを表現

頑張って狩りをしますが、なかなかアザラシを捕まえられないシロクマは、途中で居眠りを始めてしまいます。
そんなシロクマをほのぼの表現しましょう。

 効果音を一緒に読んでみる

水に入る時の「ドボン」「ブクブクブク」眠る時の「グーグー」「スースー」などたくさんの音が出てきます。
この音を子どもと一緒に真似しながら読み聞かせてみましょう。

こんな人におすすめ

 動物や動物園に遊びに行くのが大好きな人

 色々なことを観察するのが好きな人

→こちらからアマゾンで『きょうのシロクマ』を購入できます

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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